Storage Automated Diagnostic Environment のほとんどのイベントは、健全性の変化を基準としています。たとえば、デバイスの状態がオンラインからオフラインに変化すると、健全性が変化します。イベントを生成するのは、実際のオフラインという値ではなく、オフラインからオンラインへの変化です。状態だけに基づいてイベントを生成した場合、同じイベントが常に発生することになります。ログファイルの監視では変化を利用できないため、ログイベントは頻繁に発生する可能性があります。この問題を軽減するには、ログファイルのエントリにしきい値を設定します。
しきい値を設定すると、一定期間内に最小数のログファイルエントリが発生してからイベントが生成されるようにできます。Storage Automated Diagnostic Environment には、イベント最大値のデータベースも含まれており、同じ 8 時間の枠内で同じ対象について生成されるイベントの数が追跡されます。このデータベースは、他に回避方法がない場合でも、反復するイベントの生成を停止します。たとえば、スイッチのポートが数分ごとにオフラインとオンラインに切り替わる場合、イベント最大値データベースを使用して、この切り替えのレポートを 5 分ごとではなく 8 時間に 1 回だけにすることが可能です。
注 - 集約イベントと保守担当者が対策を講じることを必要とするイベント (対処可能なイベント) は、アラームとも呼ばれます。