Ximian GNOMEが作動している Red Hat Linux 6.x, 7.0, 7.1, 7.2,と7.3 systems
のアップグレードについて幾つかの観察済の事項があります。その事項とはオフィシャルの
Red Hat Linux RPMs と the Ximian RPMs間でのオーバーラップが原因となっている事です。
これは Red Hatからはサポートされない設定だということに気をつけてください。
解決法として数種の選択があります。
1)Red Hat Linuxのアップグレードの前にRed Hat Linux systemシステムからXimian GNOMEを
削除してみて下さい。
2) Red Hat Linuxをアップグレードしてすぐに Ximian GNOMEを再インストールすることも
できます。
3) Red Hat LinuxをアップグレードしてすぐにすべてのXimian RPMsを削除して,対応する
Red Hat LinuxとRPMs.をインストールする方法もあります。
いずれかの方法で 絶対に バージョンのオーバーラップを解決
しなければなりません。そうしないと GNOMEの設定が不安定になってしまいます。
KDEでは新しいアプリケーションや特長と共に操作性を強化させた3.0.0に
更新されています。
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Anti-aliasedフォントはKDE 3.0.0にアップグレードした後に機能していない
状況を示すかもしれません。この事項は新機能追加に関連しています。 Qt 3.0 の
更新によりQt アプリケーションの中で anti-aliasedとnon-antialiasedのフォントを
同時に使用することが可能です。KDEデスクトップの環境ではディフォルトフォントは
bitmapフォントであるためにanti-aliasedではありえないことから、単にKDE内の
anti-aliasedフォントを有効にするボタンを使っても
全てのアプリケーションの外見を変更することにはなりません。メニューやウィンドウの
タイトルなどにanti-aliasedのフォントを入れるには,それらの項目のフォントを変更
する必要があります。(例えば HelveticaをHelmetに、あるいは Courierを
Lucidatypewriterに変更します。)
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Red Hat Linuxは現在、一意のサービスを提供するマルチパッケージに対応する
手段としてDebian代替システムのポートを持ちます。全てのマルチパッケージで
共通のバイナリ/ファイルは/etc;へのsymlinkと
変換されています。そしてこれが目的の代替用ファイルバージョンとして変形します。
例えば
/usr/sbin/sendmail -> /etc/alternatives/mta ->
/usr/sbin/sendmail.sendmailとなります。
これらのsymlinks は追加され、/usr/sbin/alternatives
によって管理されます。. 詳細につきましては man 8 alternatives
を御覧ください。
現在Red Hat Linuxは2つの代替メール移動エージェント(MTA)としてSendmailとPostfixを
提供しています。代替プリントデーモンとしてはLPRng と CUPSの選択があります。.
LPRngとCUPSの設定は全く別のものであることに注意してください。1つのプリンティング
システムからもう1つのものへ切替えるには、プリンタを再設定する必要があります。同じように
postfix と sendmailも別々の設定ファイルを持っています。
XFree86はバージョン4.2.0.に更新されています。このバージョンには次のような
新しいグラフィックス チップのサポートが含まれています。
ATI Radeon 7500 (2D/3D), Radeon 8500 (2D)
ATI Radeon Mobility M6/M7 (2D/3D)
Intel i830 (2D/3D)
Matrox G550
nVidia nForce
3DLabs Permedia 4
旧式 S3 (non-Savage, non-ViRGE) チップセット
注意 nVidia GeForce 4 チップセットはXFree86 4.2.0.の
"nv"ドライバではサポートがありません。。ビデオモードを初期化するのに
ビデオカードのVESA BIOSを使用する XFree86 "vesa"ドライバは一時的な操作では動くかも
しれませんが、将来のオフィシャルサポートの待つことになります。
Mozilla は0.9.9に更新されています。このリリースでは MathMLのサポート、
ジャバスクリプト プロファイリング、メール内のS/MIME サポート、新しくてタブ付きの
ブラウザ、 アドレスブック内のLDAP サポート、 それに多数のバグフィックスが
含まれています。
Evolution mailer/calendar/contactマネジャが追加されました。
EvolutionはPOP, IMAPとローカルメールサポート、カレンダーとスケジュールをサポートする
iCalendarそして、統合型のコンタクト管理とオンラインタスクリストを含んでいます。
MrProject, プロジェクト管理ツール,が追加されました。 MrProjectは
Gantt charts、依存度、リソース配置を含む 企画と追跡プロジェクトをサポートします。
GnomeMeeting ビデオ会議アプリケーションが追加されています。
GnomeMeeting は H.323 対応のビデオ会議ツールで H.245 トンネリングとオーディオのみ
モードをサポートします。
Red Hat Linux は今、アメリカ英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語
スペイン語に加えて、古典体中国語と簡易体中国語をサポートします。
DVD-R, DVD+RW と DVD-RW ドライブ へのサポートが含まれていて
dvdrtools パッケージの中に提供されています。
XSL スタイルシート言語を使用したDocBook XML文書のフォーマットが
可能になりました。 詳細は xmlto(1)マニュアルページを参照してください。
DocBook ドキュメントタイプ 定義(DTDs)は docbook-dtds
と呼ばれる 一つのRPMパッケージに統合されました。
gPhoto2 パッケージがディストリビューションに
追加されました。 gPhoto2 とはソフトウェアのアプリ
ケーションで、デジタルカメラ用のインターフェイスライブラリです。このパッケージには
このgPhoto2を利用するグラフィックデジタルカメラ
インターフェイスgtKam,が含まれています。さらには
デジタルカメラ用 KDE インターフェイスKameraも
追加されています。古いgphoto アプリケーション(0.4.3)
は不要となりすので今後のリリースからは提供しないことになります。
initscripts は ディフォルトでIDE CD-ROM上の DMA を無効にします。有効にするには
<device>がディスクまたはCD-ROM (例
hdc)のデバイスであるところのUSE_DMA=1を 含む
/etc/sysconfig/harddisk<device>
ファイルを作成します。
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/sbin/serviceは今、サービスを開始または終了する前に
rootディレクトリに変わります。また、/sbin/serviceが環境を
処理する方法にも変更があります。例えば、initスクリプトが特殊な環境変数(PATH, 等.)に
依存している場合は、スクリプトは変数を受け継ぐ予期はしないで明確に変数を設定する必要が
あります。
bcm5820 パッケージは
hwcryptoパッケージと入れ替わりました。
hwcryptoパッケージは
AEP 1000 暗号化アクセラレータもサポートします。
xscanimage プログラムは不要となり 今後のRed Hat Linuxの
リリースから外されます。その代替として xsaneプログラムが
使用されます。
rp3パッケージ は削除されました。ダイヤルアップ
アクセスを設定するには、redhat-config-network
パッケージを使用します。
irciiパッケージは
epic パッケージと入れ替わりました。 epicは irciiスクリプトとほとんど
互換性がありirciiよりも多くの機能を含みます。
mkkickstartパッケージは削除されました。
ksconfig プログラムがその代わりに使用されます。
またインストーラーによって発生された/root/anaconda-ks.cfgを
編集することもできます。
パッチファイルを操作する為のpatchutils ユーティリティ
パッケージが今回含まれています。 パッチファイルはよくソフトウェア開発で使用される
ものです。
autoconf253 とautomake15の
両パッケージが含まれています。 開発環境を更新する必要がある方の為にautoconfはバージョン
2.53に、そして automakeはバージョン1.5にそれぞれ更新されています。
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glibc-kernheaders パッケージが追加されています。
これがkernel-headersパッケージとの入れ替えになります。
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postgresqlパッケージは更新されました。
データを保存するには、アップグレードする前にpg_dumpallを
使用してデータをダンプし、それからアップグレードが完了してからデータを復元します。
詳細についてはpg_dumpall( 1) man ページを御覧ください。
Red Hat Network パネルアプレットはディフォルトでGNOME デスクトップパネル内にあります。
このアプレットはRed Hat Networkの通達を受け取り、Red Hat Linuxから更新をダウンロードできます。
Red Hat Network パネルアプレットは もし以前のバージョンの Red Hat Linuxからアップグレードした場合は
GNOMEデスクトップパネルに表示されません。これをパネルに追加するには、以下を選択して
下さい。
メインメニュー => アプレット =>
モニタ => Red Hat Network 警戒通知ツール